今回は、下記の記事の続き、
さらに大きい範囲で化粧品の分類を見ていきます!!
「化粧品」・「医薬部外品」・「医薬品」の違い
まずはこの3つを1つづつ見ていきます!
化粧品
化粧品の定義は下記の通りです。
人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪をすこやかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的で、人体に対する作用が緩和なもの。
つまりは、「健康」と「美」の維持、サポートをしてくれるものになります。
化粧品自体に「効果・効能」はありません!!(←ここがポイントです♪)
なので、パッケージなどに「効果・効能」を記載することは認められていません!!(薬事法で禁じられています)
広告とかは見ていると、結構おもしろくて、「化粧品」分類の育毛剤など、「髪が生える」がNGなもんで、「髪が映える」という言葉になっていたりします笑
医薬部外品
医薬部外品の定義は下記の通りです。
厚生労働省が許可した「効果・効能」がある成分が、一定の濃度で配合されているもの。
「効果・効能」が認められている成分が含まれているので、その「効果・効能」を訴求する言葉をパッケージに書くことが出来ます。
ただ、効果がある「成分が含まれている」というだけで、「薬」ではないということがポイントです!!
「治す」目的というよりかは、肌トラブルの「原因の除去・抑制」というイメージかなぁといった感じです。
例)
「シミを消す!」ではなく、メラニンの生成を抑制する。
「ニキビを治す!」ではなく、アクネ菌を除去する。
医薬品
医薬品の定義は下記の通りです。
「治療」を目的とした薬。
「薬」ですので、「治療・改善」が期待できます!
基本的には、医師に処方してもらうものになります。「治したい!」方は、医者に行きましょう♪
結局どれがいいの??
どれがいいとか、悪いとかは、本当になくて、その時の肌の状態に合わせて使い分けるのがベストかなと思います!
どういうことかというと、風邪に例えると、分かりやすいかもしれません。
例えば、ひどい風邪や、インフルエンザになってしまった時は、「薬」に頼るしかありません!!
ですが、風邪が治ったのに、薬を飲み続ける人っていないですよね?!笑
健康体なのに、薬(抗生物質)を飲み続けると、体は、「もう菌と戦う必要はない」と判断し、体の免疫力が弱まり、結果的に、風邪をひきやすくなってしまうからです。
スキンケアも同じです!
スキンケアの選び方
同じように、症状に合わせて、医薬品、医薬部外品を使用するのはアリだと思います!
ただ、症状が治まったのに、ずっと医薬品や医薬部外品を使い続けていると、肌自体が弱くなってしまいます。。
なので、その時の肌に合わせて、使い分けるのがベストです^^
過保護にする時とそうでない時のメリハリを作りつつ、肌本来の力を引き出すべく、調教していくという感じでしょうか。
強い肌にしておくと、ちょっとやそっとじゃ揺らがない肌になるので、本当に楽ですよ(^^)